
女流陶芸は、わが国初の女性陶芸家集団であります。
1957年に京都で7人の女性陶芸家が集まり産声を上げました。
当時は、女性が陶芸界への進出を望んでも様々な因習に阻まれ、また、体力的にも困難な面が立ちはだかっていました。
そこで練土、成形、焼成を自分たちで推し進めようと会員たちのたゆまぬ研鑽が始まりました。日々の努力を重ね、今年は結成64年目、公募54回目を迎えます。
この間に女性陶芸家は飛躍的に増え、半世紀に亘る女流陶芸の取り組みが、土と炎に向かう女性陶芸家の育成に多大な役割を果たしてきたと自負しています。
昨年の公募53回展は、京都市美術館の改装工事のため、別館で開催致しました。
今年はリニューアルオープンされた京都市京セラ美術館で第54回展を12月に開催することとなりました。どうぞ、志を同じくされる皆様方、新しくなった美術館での発表の場を目指して、ご応募を心よりお待ち申し上げます。
2020年7月
女流陶芸